
この短編小説は、1995年第3回パスカル文学賞の最終候補に残った、わたしの初めて書いた小説です。これは、今、遁走倶楽部の大きな題名の元に書かれる一連の作品の嚆矢となる作品です。わたしの創作の種子がすべて播かれております。この小説は、どこにもない、この世ならぬ世界を描いております。シュールレアリスティックな、時間のない世界です。鏡の王の言葉と、その書記官の報告するレポートとが、内と外が入れ替わるようにして、記述され、読者を迷路に誘い込みます。とにかく、読んで楽しい、ナンセンスの短編小説です。読んで時間を無駄にした、このお金を払ってもったいなかったというひとは、居ないと確信しております。もし金額に値しないと読後に思った方は、ご連絡下さい。返金致します。但し、送料はお持ち戴けると、ありがたく思います。【著者略歴】言葉のエンジニア、翻訳者、アマチュアの哲学者です。1952年12月13日生まれ。北海...
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Print Length: 9 pages
Publisher: Iwata Eiya; 2 edition (December 16, 2013)
Publication Date: December 16, 2013
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Language: Japanese
ASIN: B00BH4L6T2
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まれました。大学でドイツ文学を学びました。トーマス・マンが好きです。この作家は、父の死とともに、わたくしの人生とものの考え方に深い影響を与えました。学生のときに、ドイツ語・英語・日本語の通訳と翻訳のアルバイトで、当時の東ドイツ、ドイツ民主共和国という共産党一党独裁の国家に足掛け4年住みました。共産党独裁の専制国家での生活は、日本にいると、一寸想像がつかないと思います。今の中国や北朝鮮と同じです。貴重な経験でした。わたしは東ドイツの普通の市民と交流しましたので、当局のブラックリストに名前が載っていました。いつも監視され、密告され、また何度か脅しを受けました。電話は常に盗聴され、日本からの手紙は開封されて届きました。あなたの隣人がスパイであり、密告者である世界です。日本の国を、そのような恐ろしい全体主義国家、共産主義国家にしては決してなりません。自由は、水や空気のように、自然によって与えられてあるのではありません。さて、30歳で社会に出ましたが、17世紀のバロック小説「阿呆物語」の主人公、Simplicius Simplicissimus(馬鹿野アホ太郎)と同じで驚くことばかり。人間というものはどうしようもない生き物であり、またおもしろい生き物だと思います。無知に徹して、言葉の眼を以て、これまで生きてきたように思います。この汚濁の世界をどのように無知に徹して生きてゆくか?そのために開設したのが、思考と言葉のブログ、言葉の眼 (Word EYES)です:http://word-eyes.blogspot.jpもうひとつのブログは詩文楽です:http://shibunraku.blogspot.com/そんなこの世界にあって、詩は泥沼に咲く蓮の花ではないか?共に、お読みいただければ幸いです。今は、インド人のいう林住期。林住期に入ってみると、すべてのことが、ドイツ語でいうSpielraum、シュピールラオム、即ち、遊びの、遊戯の、嬉遊の空間の中での出来事に自然と思われるようになりました。考えること、書くこと、読むこと、解釈すること、翻訳することが好きです。考え方、書き方、読み方、解釈の仕方、翻訳の仕方など、わからないことがあれば、ご遠慮な く、ご質問下さい。世界のあちこちの大 きな都市、小さな村を訪ねました。これらの知識と経験が、あなたのお役に立てれば幸いです。以下のメールアドレスに、ご連絡下さい。E-mail address: eiya.iwata@gmail.comプロフィール:https://www.facebook.com/eiya.iwata:思考と言葉のブログ 言葉の眼(Word EYES):http://word-eyes.blogspot.jp/安部公房の広場:http://abekobosplace.blogspot.jp/詩のブログ 詩文楽:http://shibunraku.blogspot.jp/散文のブログ 散文楽:http://sanbunraku.blogspot.jp/